こんにちは!通訳案内士を目指して勉強中 ゆかゆかです。
語学系試験はたくさんありますが、国家資格があるってご存知でしたか?
外国語が好き、日本が好き、外国人観光客に日本を紹介しいたい!
通訳案内士試験はそんな人に向いている資格だと思います。
- 通訳案内士試験ってどんな試験か知りたい
- どんな勉強をしたらいいか知りたい
- 有料の対策セミナー受講に悩んでいる
そんな方に向けて、試験の概要と具体的な勉強方法をお伝えします!
学生時代の私は英語、日本史、地理全て大嫌い!
でも30代何か新しい挑戦をする!と決め勉強中です。
私は超ビビリなので有料セミナーは怖くて参加できず1年以上独学でした。
ですが、お友達経由で参加させてもらえたので、有料セミナーの感想もお伝えします。
- 試験の概要
- 基礎知識ゼロから受験した人の正直な感想
- 有料セミナーの要否
- 独学で合格できる?
- 有料セミナーは必要?
- 全国通訳案内士試験とは
- 受験科目
- 筆記試験(1次)
- 外国語についての筆記試験
- 日本地理
- 日本歴史
- 一般常識
- 通訳案内の実務
- 口述試験(2次)
- 有料セミナーを体験させてもらった話
- まとめ
独学で合格できる?
独学でも合格可能!
実際に独学で合格した方のブログも多くお見かけします。
通訳案内士試験には「科目免除」制度があるので、計画的に免除される資格を取得しながら独学されている方もいます。
マイナーな試験なので、大手予備校が対策コースを用意していないので、仕方なく独学している気もします。
有料セミナーは必要?
必須ではないですが、受講も良いと思います!
元々語学や日本史が得意で、知識欲が半端ない方は必要ないかなとも思います。
有料セミナーは合格を保証してくれません。ですが、有益な情報提供、モチベーション維持に役立ちます。
ずっと独学だったのですが、インスタ経由でセミナーに参加させていただきました。
私としては、とっても面白かったので、最後に感想もお伝えしますね。
全国通訳案内士試験とは
通訳案内士法第5条にある「全国通訳案内士として必要な知識及び能力を有するかどうかを判定すること」を目的とした国家試験です。年齢、性別、国籍関係なく誰でも受験できます。
外国人への通訳案内業は2018年1月4日からは自由化され資格を有しなくても営むことが可能となっています。
試験の開催は1年に1度です。
2020年のスケジュールはこのようになっています。
◇願書配付・受付:2020年 6月 1日 (月) ~ 6月 24日(水)
◇筆記試験: 2020年 8月16日(日)
◇筆記試験合格発表(予定):2020年 11月 5日(木)
◇口述試験(予定): 2020年 12月13日(日)
◇最終合格発表(予定): 2021年 2月 5日(金)
受験科目
試験構成は筆記試験(1次)と口述試験(2次)です。1次試験の5科目に合格した受験者が2次試験を受験できます。
筆記試験の受験科目は「外国語」「日本地理」「日本歴史」「一般常識」「通訳案内の実務」です。
筆記試験(1次)
外国語についての筆記試験
言語の選択肢は英語、フランス語、スペイン語、ドイツ語、中国語、イタリア語、ポルトガル語、ロシア語、韓国語、タイ語、中国語があります。
私の場合、言語の選択は英語です。英語を選択した場合について説明します。
- 100点中70点で合格(難易度で合格点の調整あり)
- 試験時間は120分
- 長文問題3題(40点)日本語の適切な英語訳選択(30点)用語説明問題(30点)
- 英語の文法力・長文読解力だけでなく、日本文化に対する知識も問われる
英語試験の免除方法
英検やTOEICで一定のレベルをクリアしている方は英語の筆記試験が免除されます。
英語受験の感想
- 長文問題はTOEIC試験より量は少ないけど、単語の難易度が高いです。
- 私の場合は文章の流れや選択肢から単語の意味を予測しています。
- 英語力だけでなく、日本語の知識が必要です。
- 例えば、塔頭の意味を答える問題がありました。
英語がわからないより、日本語を知らないことにショックを受けました。
受験してみた感想をふまえて、おすすめする対策はこちらをご覧ください。
日本地理
近年、観光地をベースにした出題が多くなっています。各都道府県の主要観光スポットと歴史的な遺跡や自然環境、国立公園・世界遺産などに関連させた問題が出てきます。
- 100点中70点で合格(難易度で合格点の調整あり)
- 試験時間は40分
- 近年は観光地に焦点をおいた問題が出題される傾向
- 2019年は難易度が下がったが2020年は難化したとのこと
日本地理の免除方法
地理も資格試験で免除が可能です。
- 総合または国内旅行業務取扱管理者合格者
- 地理能力検定日本地理2級以上の合格者
日本地理受験の感想
- 昔は地形や海流といった地理っぽい問題があったようですが、近年は観光地に特化していると思います。
- 私が受験した2019年はビックリするような難問は無かったのですが、2020年は嘆いている方が多いので、難易度は安定していません。
- 「鹿児島を観光するならどんなルートが良いか」という問題も出たりしたので、観光地の名前だけでなく、どの市に所在しているかまで把握しておきたいです。
役に立った本や勉強法を紹介しています。
日本歴史
近年は各地域ごとに歴史を問う問題が出されています。
また、歴史的建造物や庭園などはいつの時代の誰が作ったかと、名称からさらに一歩踏み込んだ問題が出てきます。
- 100点中70点で合格(難易度で合格点の調整あり)
- 試験時間は40分
- 近年は各地の観光地に関連した歴史の出題が多い
- 2018年頃から難問・奇問が増えている
日本歴史を免除する方法
歴史能力検定日本史2級以上の合格者もしくは
大学入試センター試験「日本史B」60点以上取得者はが免除となる。
日本歴史受験の感想
- 毎回、自分の知識より一歩踏み込んだ問題が出ます。
- 例えば、「源平の戦いで亡くなった安徳天皇が祀られている山口県の神社はどこか?」「その神社に残る伝説は何か?」といった問題です。
- 安徳天皇まで覚えていても、どこに祀られているかは知らない・・・涙
- 近年は大仏や観音像の写真問題がなくなっている気がします。(頑張って覚えたのに)。
- 傾向が年々変わるので、もはや予測不可能・・・
受験した経験をふまえて、お勧めする勉強法はこちらをご覧ください。
とにかく歴史が苦手な方はこちらを参考にしてください。
歴史嫌いの私が勉強を続けられる方法を紹介しています。
一般常識
- 50点中30点で合格
- 試験時間は20分
- 毎年出題傾向が変わるため対策が難しい
大学入試センター試験「現代社会」80点以上取得者
一般常識受験の感想
- 出題は政治経済や日本文化に関わる問題と最近のニュースに関わる問題があります。
- 政治経済や日本文化は参考書を参考にしました。
- 最近のニュースは、普段から話題のニュースをよく確認していれば問題ないと思います。
- 私はYoutubeばかり見て、ニュースを全然見ないので、直前に最近のニュースをググってました。(私のリサーチ能力では意味がなかったです涙)
通訳案内の実務
- 50点中30点で合格
- 試験時間は20分
- 「観光庁研修テキスト」という一般公開されている資料からのみ出題される
- 2018年から新たに追加された科目で情報が少ない
- 免除はできない
通訳案内の実務の感想
- 後回しにしがちですが、予備知識なしでは足元をすくわれます。
- 「観光庁研修テキスト」から出ると明言されているので、読むしかないです。
- でも、興味がなかなか湧かず、結局テスト直前に焦りながら読んでました。
一般常識・実務対策はこちらをご覧ください。
口述試験(2次)
- 筆記試験で選択した外国語を用いての面接試験。
- 外国語能力はもちろん、ガイドとして知っておくべき日本文化や社会に関する知識も問われる。
- また同時に人物考査も行われ、通訳案内士としての適性が判断される。
2次試験までたどり着かないので、語れることがありません!
分厚いテキストを買ってしまい、読み終わる気がしていないところです・・・
有料セミナーを体験させてもらった話
セミナーを受講するきっかけ
私は超ビビリで有料セミナーには手を出せていなかったのですが、インスタで知り合った通訳案内士受験仲間が高田先生を紹介してくれ、転がるように弟子入りさせて頂きました。
↓こちらの本を書かれた先生です。
全国通訳案内士試験「地理・歴史・一般常識・実務」直前対策 ([テキスト])
紹介されたのが試験まで2週間切ったタイミングで、今更って感じでした。でも、2019年に高田先生のテキストを購入しており、何かのご縁かなと思い、授業を聞かせていただきました。
私が受講したのは「日本歴史」です。
授業の感想
眼から鱗がポロポロ!トリビアの泉や!
私の勉強の仕方は年表の上で起きた出来事を丸暗記で、「どうしてその出来事が起きたか」という背景は全く知りませんでした。
高田先生に「豊臣政権時の五大老と五奉行の違いは知ってる?」と聞かれ
私は名前は知っているけど、何かはよく知らなかったのです。
主な違いは豊臣秀吉との関係なんだ。五大老は有力大名によって構成され、五奉行は元々豊臣秀吉の家臣で構成されているよ。
そうだったのか・・・学生時代にこんな授業を受けたかった。
先生だけでなく、生徒の皆さんも知識が豊富でとても刺激を受けられると思います。
みなさん地理・歴史に詳しいだけでなく、外国語も話すので、すごい人たちの集まりだなぁ〜と、普通に感心してしまいます。
実際の試験への効果
試験のスコアにダイレクトで効果があったかというと、なんとも微妙です。
通訳案内士の歴史問題にはかなり知識量がいるので、2週間前に1度ちょろっと対策しただけでは太刀打ちできなかったです。
もっとお話を聞いて、知識が自分の物になれば、試験にも効果が出てくると思います。
とはいえ、有料セミナーの講師の方々は出題傾向を独自に分析されているので、独学で試験対策の範囲を空振りしてしまう心配がないです。
他の受験生情報なのですが、1次試験の予想問題を作成してテストを実施する学校もあるようです。 出題形式が定期的に変わるので古くなった過去問は不安を感じます。予想問題は良い作戦だと思います。
まとめ
毎年「今年は受験申し込みを辞めて来年頑張ろう」と後ろ向きな気持ちになりながら申し込みをしています。
一部科目に合格しても、次回までしか免除されず、次の試験で不合格となった場合、またテストを受けないといけない、そんな負のスパイラルに私はハマりつつあります。
正直、仕事や育児をしながら5科目クリアするのはかなり大変です。
私の失敗経験が誰かのお役に立てることを祈っています。
一緒に頑張りましょう!
☑️こちらもお勧め!