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【文系就活向け】システムエンジニアはプログラミングだけじゃないよ

こんにちは!ママSEゆかゆかです。

 

もともと文系大学卒で、15年前、就活の時に思い切ってシステムエンジニアを目指しました。

母校の就活を目の前にした文系学生さんに向けて、IT業界の説明資料をまとめてみました。

 

ざっくりと業界の全体像を捉えて、就活に役立てて頂けると嬉しいです! 

 

参考にさせていただいた記事

 

 

システムエンジニア=プログラミング?

※イラストはCanvaで作成

 

超ざっくりとシステム会社がシステムを開発・導入する場合の流れをイラストにしてみました。

時系列は左からスタートして、右に進んでいきます。

 

ここでプログラミングというところは、全体の流れの一部分に過ぎません。

プログラミングは大切な工程ではあるものの、実はシステムエンジニアは他にも色々な業務をこなしているのです。

 

プロジェクトのフェーズ

ここではシステム構築のフェーズをざっくり6つに分けてみました。

フェーズの呼び方や切り分け方は企業や業界で違ったりしますが、だいたい近い流れになっていると思います。

上のイラストの左から順にご紹介します。

 

システム化計画


会社にシステムを導入するか、しないかを決める企画フェーズです。

ここではシステムを導入したいお客様がメインで検討します。

大枠の実現したい姿を考え、複数のシステム会社から見積もりを取り選定を行います。

 

要件定義


システム導入をお願いするシステム会社が決まったら、SEと一緒に実現するシステムを具体的にしていきます。

どんな機能が必要か、処理の性能やどのくらい稼働することを保証するのか、といったシステムの「要件」を決めていきます。

システム会社は「要件」を実現するためにどのくらいの費用が掛かるのかを改めてお見積もりします。

 

設計


システムの「要件」が決まったら、次に設計を行います。

アプリケーション面では、要件定義で決めた「機能」を実現するため、画面のイメージ図を作成して合意をとったり、計算処理があればルールを合意します。

基盤面ではハードウェアやOSの設定をお客様と合意していきます。

さらにお客様に見えないけど、SEはプログラミングに必要な設計も設計書として書き起こしていきます。

 

プログラミング


設計書が出来上がってきたら、いよいよプログラミングを行い、実際にシステムを作成します。

実際にプログラミングしてみると設計書の通り動かなかったり、処理が非効率的な設計がされていたりするので、問題があれば都度プログラマーと設計者は相談し設計を見直します。

 

テスト


プログラミングが終わったら完成ではありません。

実はこのテストフェーズが結構大変で重要です。

出来上がってきたシステムが設計書の通り動作するか、また、お客様の要望にあった動きをするかテストを行い確かめていきます。

テストフェーズではプログラマー、設計者、お客様が順に問題ないことを確認し、ようやく本稼働を許され、システムが利用者の手元に届きます。

 

運用・保守


システムが動き出せば、その後は運用・保守というフェーズが続いてきます。

日々動いていることを監視する業務や、

実際に使ってみると、いまひとつな点が出てきて、機能に修正を加えるということもあります。

 

まとめ

システムエンジニアのお仕事はプログラミングだけではなく、

実はお客様や開発メンバーとのコミュニケーションを取る場面が多いお仕事です。

システム構築のフェーズを6つに分けて説明しましたが、どれもスムーズに進むわけではありません。

どのシステム開発も山あり他にありで、だいたい問題が発生します。

システムが当たり前に動いている裏側では、実は人間ドラマが繰り広げられていたりします。